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静岡県人権啓発センター

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同和問題

住みよい社会の実現に向けて

 私たちはこの世に生を受けたかけがえのない一人の人間として、だれもが皆、人間らしく生き、幸せに暮らす権利、すなわち「人権」を持っています。

 そして、「人権」は、お互いに相手の立場を認め合い、権利や自由を尊重し合うことによって成り立っています。

 しかし、私達の身の回りには多くの人権問題が発生しています。そのなかの一つに、「同和問題」があります。今回はこの「同和問題」について、考えてみましょう 。 

同和問題とは、どのような問題をいうのですか?

  同和問題とは、どのような問題をいうのですか?

  同和問題」とは、日本社会の歴史的発展の過程において形づくられた身分階層構造に基づく差別により、一部の人々が長い間、経済的、社会的、文化的に低位の状態を強いられ、今なお日常生活の上で差別を受けている我が国特有の人権問題です。

 江戸時代には、一部の人々が、制度により職業や住まい、結婚、交際、服装などを制限されるという差別を受けていました。明治4年(1871年)には、いわゆる解放令によって制度上の身分差別はなくなりましたが、その後も実態的・心理的差別が続きました。そして100年以上が経ち、世代が代わったにもかかわらず、未だに差別が現代社会に残っています。これが同和問題です。

 日本国憲法にはすべての国民に基本的人権が保障されると規定されています。それにもかかわらず、今なお、いわれのない差別を受けています。

同和問題における差別は具体的にどのような形で行われているのですか?

  障害のある人に対する取組はどのような流れになっているのですか?

  実態的な差別はなくなりましたが、心理的な差別はまだ残っています。

 住宅や道路など実態的な生活環境は改善され、表面的な差別はなくなってきました。しかし、身元調査をすることや、特定の地域の出身であったり、住んでいたりするというだけで、結婚問題で周囲が反対すること、就職・職場で不利な扱いをすること、差別的な言動をすること、インターネットを利用して差別的な情報を掲載すること、差別的な落書きをすることなど心理的な誤った認識や偏見が今も根強く残っています。

同和問題は一部の人たちの問題であって、私たちには直接関係がないと思うのですが…?

  同和問題は一部の人たちの問題であって、私たちには直接関係がないと思うのですが…?

  私たちの日常の生活には様々な差別があります。その中で最も根強い差別である同和問題を解消することは、すべての差別を解消することにつながります。私たち一人ひとりが自分自身の問題として考え、自覚することが大切です。

 同和問題を正しく理解していないことなどから、同和関係の人々に対する偏見に基づく差別が解消されていません。県民による意識調査によると、同和問題について正しく理解している人は3分の1程度にとどまっています。また、自分の子どもの結婚相手が特定の地域出身者であることがわかったときに、「子どもの意志を尊重する」と答えている人は未だに半数を超えた程度にすぎません。また昔から言い伝えられてきた誤った考えをもとに、未だに差別的な言動をする人もいます。

 このようなことから、私たちは同和問題について正しく理解し、みんなで差別意識解消に取り組んでいく必要があります。

同和問題の解決に向けて私たちが取り組むべきことはどんなことですか?

  同和問題の解決に向けて私たちが取り組むべきことはどんなことですか?

  「同和問題」をはじめとする様々な人権問題を正しく理解すること、そして豊かな人権感覚を身につけるとともに、人権尊重の意識がはぐくまれた社会をみんなでつくりあげることが大切です。

 静岡県人権会議が発表した「ふじのくに人権宣言」は差別意識の解消とお互いの人権を尊重し合う社会をつくるために必要な取組事項を示すとともに、県民に広く呼びかけています。身近なところからできることに取り組んでみましょう。

「えせ同和行為」とは、何ですか?

  「えせ同和行為」とは、何ですか?

  えせ同和行為とは、同和問題を口実として会社・個人や官公署などに不当な利益や義務のないことを求める行為のことであり、同和問題とはまったく関係のない、ゆすりたかりなどの不法な行為です。えせ同和行為への対応については次の手引きを参照してください。

えせ同和行為対応の手引き

 

 

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